2010年1月1日金曜日

00年代総括

あけおめ。

ブログを止めたわけでも忘れていたわけでもなく、最近リア充過ぎて更新する時間がなかった。
時間見つけてなんとか更新したいと思う。

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09年のベスト的なことをしようかと思ったけど、今実家にいて音源が手元にないので今年何を買ったのかわからないから、00年代の総括をしようかと思う。


00年代はハードコアの概念が変わった時代だと思う。
ステップを踏むことを重視したスタイル。
言葉は悪いが完全に「ダンスミュージック」だと思う。
80年代のスピードの探求、90年代のリズムとメロディの探求、そこで発見された「かっこいい」を方程式として作り上げ、再構築したのが00年代。
80年代、90年代の探求が衝動から生まれたのに対し、00年代のハードコアに衝動のようなものは感じられなかった。
良くも悪くもスタイリッシュ。

日本では完全に死んでいるけど、海外の様子を見るとハードコアがストリートカルチャーとして根付いた感がある。
元々ストリートカルチャーじゃないか、という意見もあるかもしれないけど、個人的にはハードコアはカウンターカルチャーというか反体制的なものだったと思う。
スケボーの代わりにギターを持つみたいな感じで、さらにファッションともリンクしたストリートカルチャー、ユースカルチャーに変化した印象を受ける。
俺はそれが悪いことだとは全然思わない。
00年代のハードコアは好きだし、ファッションから入るのは良いことだと思う。
頭の固いパンクスだって最初はファッションから入ったわけでしょ?
軽い気持ちで入ってダメだったら途中でやめればいい。
残れるやつだけ最後まで残ればいい。
そういう半端なやつを非難する人は多いけど、じゃあ何が本物なのか?
俺はハードコアという存在が「知られない」ことが一番の問題だと思う。
ま、狭い世界で知ってるやつだけ知ってるのが心地良い選民的思想の中二病が多いのも確かだけど。
聞いた話だと、向こうのキッズの間でヴィーガンはクールなことだそうだ。
そういえばシカゴに行った時、ストレートエッジのキッズも異常に多かった。
思想的なこと、困難なことをクールなこととして挑むなんて面白い。
そんな若者文化は日本にはないなぁ。

そうそう、今の若い人のバランス感覚は異常。
俺くらいの年代の人は見た目で趣味やライフスタイルがわかるけど、今の若い人はわからない。
一見するとオシャレさんなのに、よくよく話を聞くとディープな趣味を持っていたり。
趣味がライフスタイルに引っ張られないというか。
趣味、ライフスタイル、ファッションをそれぞれ別々に分けていながら、ジャンルは簡単に越境するバランス感覚。
趣味に人生捧げた人間からすると単純にすごいことだと思う。
この感覚もものすごく00年代的だなぁと個人的に思った。

思いついたことだけ書いてたら、まとまりもオチもなくなってしまった。
最後に、この先ハードコアに劇的な変化はないと思う。
良くも悪くもロックのサブジャンルになった感じ。
本当の意味でパンクを求めるなら、今はブラックメタルを追いかけるべきだと思う。
とは言っても、俺は預言者でも何でもないので、新たな10年楽しみにハードコア追いかけます。

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00年代を象徴する盤をピックアップ。

■ハードコア編■

VERSE / Rebuild

個人的にはVERSEの歴史が00年代の歴史くらい思ってる。

COMEBACK KID / Turn It Around

メロディックなモダンオールドスクールの幕開け的作品。
VERSEともかぶる部分があるけど、影響力はこっちの方が大きいと思う。

HAVE HEART / The Things We Carry

このバンドはいろいろひっくるめてモダンでありボストン。
VERSEと共に00年代を凝縮したようなバンド。

GUNS UP! / Outlive

00年代のモダンハードコアの解釈を拡大させた作品。
この作品後にNYHCスタイルのバンドが量産。

KILLSWITCH ENGAGE / Alive Or Just Breathing

この作品でメタルコアが完成し、死んだ。

NASTY / Declaring War

ジワジワきてたビートダウンブームを決定付けた作品。
SIX FT DITCHと迷ったけど、後の影響力という意味ではこっちかな。

7 GENERATIONS / To See The End

90'sハードコアのブームの象徴であり決定的な作品。
UNBROKENっぷりに嫉妬を隠せない。


■メタル編■

CEPHALOTRIPSY / Uterovaginal Insertion of Extirpated Anomalies

00年代デスメタルの中でスラミングデスは一つの潮流だったと思う。
DEVOURMENTが作り出した「スラム」という概念を拡大解釈して再構築したのがこの作品。
スラムパートしかない、というのはコロンブスの卵でありものすごい衝撃だった。

ANAL VOMIT / Demoniac Flagellations

スラッシュメタルの再評価とSODOMを祖とするデスメタル、ブラックメタルバンドの注目がアンダーグラウンドメタルの一大ブームだったように思うけど、その中でこの作品が一番衝撃的だった。
南米特有の崩壊気味の演奏を方程式として作り上げ、再構築したのには驚かされた。

LAST DAYS OF HUMANITY / Putrefaction In Progress

00年代はグラインドコアもゴアグラインドも元気がなかったと思う。
その中で産み落とされた最強の作品。
音の輪郭がまったくつかめないほどのノイズとブラストの洪水はグラインド、ゴアグラインドファンでさえ篩いにかける凄まじい作品。
グラインドコアの極北であり傑作。


以上。
何か大事なのを忘れてる気がするけど、まあいいか。
思い出したら追加する。

2009年11月15日日曜日

最近のお気に入り

最近のお気に入り
LEWD ACTS / Black Eye Blues
HIS HERO IS GONEの暗さ、重さ、TRAGEDYのドラマチックさ、壮大さを合わせたような音で渋い。
TRAGEDYはHHIGのアップデートだから、それってただのTRAGEDYじゃない?と思うかもしれないが、それは違う。
どちらの要素もちゃんとあって、どちらも無理なく同居している。
このバランス感覚はものすごく00年代的だなぁと。
一つ残念なのはKurt Ballouのプロデュースってとこ。
このクリアな音質こそ00年代と言えるけど、このバンドの音はもっと乾いたチープ目の音の方が絶対かっこいい。

RISE AND FALL / Our Circle Is Vicious
前作はENTOMBEDがINTEGRITYを演奏してるかのようなヘビーなハードコアだったけど、今作は一転、メロディアスなリフが増えて超ドラマチックになってる。
軟化、モダン化と揶揄されそうだけど、素直にかっこいいと褒めたい。

上の二作品をiPhoneのプレイリストに入れて連続で聴いてるんだけど、音の傾向が近く、プロデューサーが同じで音色が似ていて、バンドの切り替わりが分からないという欠点があり。
個々で見た場合、どちらもものすごくかっこいい。
それでけに残念。
Deathwishは良いレーベルだと思うけど、弊害だなぁ。


Wanted!!!
ENDEAVORのこの作品初めて知ったんですけど。
ENDEVAORはV.A."Some Ideas Are Poisonous"に収録されてる曲こそ至高、と思ってる俺はアルバム以前の初期作品原理主義者。
そんな俺は黙っていられないです。
誰だ買ったの!
誰か譲って!
そして"Endeavor Killtrators"でググってたらDoomブログが最初に引っかかるという罠。
軽く嫉妬。
ENDEAVORの初期EP。
白い方のEPはFerretからリリース。
今では考えられないリリースで時代を感じさせる。

2009年11月5日木曜日

UNBROKEN論考

こっ恥ずかしいUNBROKEN論考
ギターが泣いている…

「これはただの絵だ」
2chでアニオタに対してよく言われる言葉だ。
「これはただの電子音だ」
俺もそう思う。
でも、俺にはUNBROKENのギターから泣き声、叫び声が聞こえる。

90年代はハードコアが怒り以外の感情、悲しみ、苦しみを表現した時代。
それを一言で「激情」と表現された(エモとかもあるけど)。
90年代の激情を知りたければ"Life.Love.Regret."だけ聴いてりゃいいんじゃね?とさえ思っている。

UNBROKENの激情は他のバンドとは違う。
90年代の激情は人としての成長過程でぶつかる社会との摩擦、葛藤、ギャップの苦しみを表現した。
そんなの、思春期の青臭い感情。
UNBROKENには生死がある。
死への渇望、死への恐怖。
生への絶望、生への希望。
死を望みながらも生にしがみ付き、そして、愛を望む。
矛盾を抱えた自分への怒り。
絶望は現実への怒りだ。
UNBROKENが表現したのは人間が生きながら背負う「業」だ。

90年代のルサンチマン「エリック・アレン」は死んだ。
俺は90年代への、UNBROKENへの呪縛を解くためにシカゴへ行った。
エリック・アレンのいないUNBROKENはバンドでありミュージシャンであり、ライブはショーだった。
シカゴへ行ってUNBROKENの呪いは解けるどころか昇華されてしまった。
90年代の呪いを解いてくれたのは、どちらかといえばPORTRAITS OF PASTだった。
俺は未だUNBROKENの亡霊にとりつかれている。

UNBROKENには気をつけた方がいい。
目があったら最後、呪われる。


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最近UNBROKENについて語ることが多かったので、今回UNBROKENに対する想いにある程度決着付くけるために書いてみた。
書いてることはこれと同じようなことだな…

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UNBROKENの作品は"Life.Love.Regret."だけ聴いてりゃいいと思うんだけど、以降の2枚のEPも重要と言えば重要。
特に"And / Fall On Proverb"EPはUNBROKENが絶望を伝える巫女から祟り神となって怒りを爆発させたような作品で"Life.Love.Regret."とは違った激情を感じる。
ラストの"Circa '77"はUNBROKENが解脱した作品。
B面の"Crushed On You"のドラマチックな終わり方はUNBROKENの幕引きにはピッタリだけど、個人的にこの作品は蛇足感が強い。
"Ritual"と"You Won't Be Back"に関しては存在そのものを忘れていいんじゃないか?

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ABHINANDAとのSplitと7インチコンピを探してます。
譲ってくれる、見つけた等あったら教えてください。

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My wrists have healed, but I don't know if my times of desperation are over or just begining.
To the few who knew I promised "never again" a promise I hope i can keep.
Now I look at my grandmother with tears in her eyes and I am disgusted with myself.
How could I compare nine month to fourtyseven years.
Love is stronger than death, but regret can take you faster than any cancer ever could.
I didn't get a chance to tell him I loved him, not that he heard anyway, I hope he knew.
Maybe I should be writing about lighter subjects than life. love. regret.
Because by the time this is out it might not mean as much to me, but right now it is consuming me with every breath.
I am trying to see the sun again, but there is this could than just won't go away, but maybe that's life.
Go ahead and live and learn, but regret will always get you in the end and that's the only piece of mind I have.
words are not enough to tell the people I love, that I love them.
I hope they know who they are.

Eric Allen

2009年11月4日水曜日

BOY地獄

買い物
SIXX / Sister Devil
BOYが爆発するんじゃないか、ってくらい大興奮してるバンドSIXX。
USプリミティブブラックの極北VONのメンバーが解散後に極少数のデモテープだけを残したバンド。
その超レアなデモを音源化。
聴いてびっくりの超ダークゴシックニューウェーブ。
でも、単調なリフとリズムはやっぱりVON。
BAUHAUSが引き合いに出されてるけど、正直BAUHAUSは聴いたことがない。
こんなにかっこいいならBAUHAUSを買うしかない。
たぶん、こんな事言うの俺だけだと思うけど、UNBROKENに通ずる絶望感を感じた。
UNBROKENもJOY DIVISION、THE SMITHSに影響を受けてると言われているので、根底にあるのは同じだろう。
SIXXのこの作品は1991年。
PORTRAITS OF PASTのメンバーがニューウェーブバンドTHE AUDIENCEをやったりMINERALがPSYCHEDLIC FURSのカバーしたり、90年代を語る上でニューウェーブは避けては通れないな。
ニューウェーブはJOY DIVISIONくらいしかちゃんと聴いてないので、いつかちゃんと聴きたいと思ってる。
シンコーミュージックのディスクガイドシリーズ「UKニュー・ウェイヴ」は購入済みなので、いつでも準備はできてる。
でも、他のジャンルに回すお金無いんですよ…

CREMATION / Black Death Cult
カナディアン・デスメタルの90年代のデモをまとめたコレクションアルバムなんだけど、なんじゃこりゃ…
BOY行った時にお店で流れてて「お、何この初期CARCASS(というかGENERAL SURGERY)っぽいの。めずらしい」と思ってよくよく聴いてたら「あれ、これウォーブラック!?」と、もう何が何だか訳がわからない。
昔、バンカラがボロボロの学ラン作るために学ランを土に埋めて何日も放置したって話を聞いたことがあるけど、これもCARCASSの1stアルバムを肥だめに埋めて1年ぐらい放置して発酵させたような、そんな音。
ドロドロシテル。

今日買った作品はどれも「カルト」。
普通の人が聴いたらゴミみたいな音だけど、こんな凄い作品に出会えて最高に幸せ。
こんなゴミを楽しめるなら何でも楽しいんじゃない?と思うかもしれないが、それは違う。
ゴミは「ゴミ」。
ゴミの中に知られていない「本物」は確実にいる。
その「本物」を見極めるには、音楽に対峙する姿勢が求められる。
音楽の背景、歴史、他のバンドやジャンル等の知識、どれだけ音楽に接してきたかの時間。
こうなるともう趣味というよりは「道」。
自慢するわけではないが、俺は生活のいろんなものを犠牲にしてる(ここ2、3年服買った記憶がないとか)。
正直、音源買ってて楽しくなくて辛い時もある。
でも、こういう作品と出会うことがあるからやめられない。
他人にはそういう生活や姿勢は求めないけど、音楽に限らず映画、マンガ、ゲーム、服なんかで自分の感性を信じて自分の好きなモノを追求する人は信用できる。
俺、友達は少ないけど、仲良くなる人、好きになる人はみんなそんな人だな。

週末にANAL VOMIT、GRAVEYARD、DEIPHAGOその他を回収したけど、それらはまだ未聴。

最近のメタルシーンの90年代デスメタルの発掘、オールドスクールデスメタルリバイバルはめちゃくちゃ面白いです。

2009年11月3日火曜日

90's Hard Core Mix Part03

90's Hard Core Mix Part03
90年代語る上でニュースクールは避けられないなぁと思い、勢いでMix。
B級ニュースクールの大名盤でまとめた感じです。
B級で名盤ってどういうことだって感じだけど、ファンの間では定番だと思います。
俺の中では90's Hard Core Mix Part01と対になっています。
両方合わせて1つ。

音量のバランスがバラバラで聞きづらいかもしれません。
一応レベルを合わせたんだけど…機械まかせはダメだね。
あと、EVERLASTとSEVINがノイズ入りまくって音が悪いです。

トラックリスト
CANON / Self Destruct

DEADWAIT / Turn Away

RESTRAIN / Breached

EXCESSIVE FORCE / Judgement Day

EVERLAST / Broken At Last

FOCAL POINT / Neglected

SEVIN / Automation

TENSION / Greed

ABNEGATION / Shiver

GREEN RAGE / Declaration

ひなこちゃん"Life.Love.Regret."!



さすが友人(UNBROKENバカ)の娘、英才教育受けてます。
3歳でこの"Life.Love.Regret."の体現っぷりはやばい。
彼女は岩手のエリック・アレンになれるでしょう。

ちなみにUNBROKENの写真はGROUNDWORKとのスプリットのインナーです。

2009年11月1日日曜日

すごいんですけど…

henoa
henoa / three loves
何か誰も言わないので、俺言っちゃいます。
henoaやばいんですけど。
90年代のenvy真っ青の激情サウンドをバックにラップボーカルが乗る斬新なスタイル。
90年代に激情系ハードコアを卒業した俺からすると、今の激情系ハードコアは恥ずかしくて聴くのが難しい。
激情系ハードコアは中二病の音楽だ。
その恥ずかしい中二病に憧れて表現する、さらなる中二病患者を見るのはもっと恥ずかしい。
ハードコアの怒りを表現するための叫びが、90年代に入り感情の表現として模索され、泣き叫び、つぶやき、新たな手法を手に入れてきた。
今のバンドに表現されているのはその「確立されたスタイル」の模倣に過ぎない。
henoaのラップはスタイリッシュでもかっこよくもない。
激情の、怒りのこもった不器用な言葉だ。
henoaは中二病患者だが、新たな感情表現を手に入れた。
最高にかっこいいです。

以前、ほんと偶然henoaのライブを観たんだけど、軽く衝撃受けてドキドキしながら帰った。
やっと音源を手に入れたんだけど、3曲じゃ物足りない!

マイスペ探したが見つからん。
音源安いんで買って聴いて。

誤解されると面倒なんで言っときますが、俺も90年代を引きずった中二病患者ですよ。


買い物
久しぶりにCD&レコードを買った。
買ったもの全部並べるの面倒なので一部。

HIS HERO IS GONE / Monuments To Thieves
HHIGのアルバムは全部アナログで持ってるけど、聴くのが面倒なんでCDで買ってきた。
いつも中古で探してたんだけどまったく出てこなくて、我慢の限界で新品を買ってしまった。
HHIGは当時まわりにすごい影響を与えてたけど、今語り継がれてるのはTRAGEDYだよなあ、と感じている。
HHIGをアップデートさせたのがTRAGEDYだからわかるけど、何か忘れ去られてる感がする。
確かにHHIGはTRAGEDYより圧倒的に暗い。
これはモテない。
このアルバムはDOLLでの90年代を代表する作品特集で別宮エリカ氏が挙げた1枚。
この時点で説明不要の凄さがわかるよね。
って、分かる人はたぶん普通にHHIGを聴いてる世代の人だと思う。
他にASSUCKのMisery Indexを挙げてたのを覚えてる。